DANCE HISTORY OF A MAN

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Dance History Of A Man
dada
ある日の深夜、テレビをボーっと見ているとダンスコンテストの番組を発見した。
何やら良く意味もわからなかったが、当然私はテレビに食付いた。

 

フロアで踊るボディコン姉ちゃんや当時流行のボビ男、ハマ男達をレギュラーらしきダンサー達がピックアップし、最終的にチャンピオンを決める番組。
そう、「DA DA」である。
私が初めて観たダンス番組だった。
放送開始後、2~3ヶ月程度のこの当時は「DA DA LMD」というタイトルだった。

 

この番組の存在を知って以来、毎週ビデオに撮って繰り返し観まくった。
私にとってはコンテスト参加者のフロアでの踊り、パーソナリティのRIKACOやホンジャマカの恵のトークは、はっきり言ってどうでも良く、レギュラーダンサー達のラインダンスが毎回の目的だった。

 

当時私は、番組で踊るダンサーがどんな人なのか良く知らなかったが、これまた前回のレーザージュークに引き続き、良いお手本が観れる事に喜んだ。
しかも、数人いるダンサー達が当時流行のダンスを毎週披露している。
これはもう、自分のバリエーションが増える一方だ!(笑)
とにかくビデオに録画したダンサー達全員の動きを毎週パクリまくった!判らなければ、スロー再生。
何度も何度も繰り返し・・・。
いや~、本当に便利な時代になったモノだ!そして、ダンスブームに感謝!!

 

因みにこの頃、「ZOO」というグループは、まだ存在していない。
タイトルにもなっている「LMD(LOVE MUSIC DANCERSの略)」がレギュラーダンサーとして踊りを披露していた。
諸々の事情があったのだろうが、毎回微妙にメンバーが変わるグループ?だった。
主要メンバーにはTACO、KAZU、Mr T、Crazy-A、SATSUKI等の顔が揃っていた。(敬称略)
後にZOOを構成する他のメンバー達が番組内のコンテストにて選出され、メジャー初のビッグダンスユニットが誕生する事になる。

 

オンエア中にコンテスト参加者の募集をしている事を知り、私は早速収録に足を運んだ。
麻布のマハラジャが現場だった。
数回番組を見ていたので、最初は目立った者勝ちだと思い、暴れるように踊り狂ったが、あっけなく第一次選考で落っこちた・・・(笑)
はっきり言ってこの時の収録の事はあまり覚えていない。
オンエアで自分を探すのも大変なくらいだ。(笑)
只々、悔しい思いを強く持った気がする。

 

しかし、この番組は後に私にとんでもない決断をさせるきっかけとなってしまうのだ・・・。

ボビ男(ボビお)・ハマ男(ハマお)

ボビー・ブラウンや、MCハマーの流行により、彼らの髪型やファッションを真似する若者が急増した。
ディスコやクラブでニュージャック・スイングで踊りまくる彼らの事を、この様に呼んでチャカす事が良くあった。

DA DA

1989年~1992年テレビ朝日系にて放送。
「DA DA LMD」「GROOVIN’ SCENE DA DA」「CLUB DA DA」等、番組名が微妙に変わったが、通称「DA DA」で呼ばれていた。
番組名変更に伴ってか、収録現場も、麻布マハラジャ、新橋ジ・アース、川崎キング&クィーン、芝浦O’BARなど、都内ディスコやクラブを中心に変わっていった。
後にダンスレクチャーなどのコーナーも出来、よりダンス色が強くなる。
本文中でも触れたように後にデビューするZOOはこの番組のレギュラーダンサー陣である。
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