DANCE HISTORY OF A MAN

0016_音楽が欲しい中学生

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Dance History Of A Man

ダンスに完全にハマっていた私には、音楽が必要だった。

元々、音楽好きだった私は当時の洋楽は色々と聴いてはいたが、FMのヒットチャートにあがるモノがメインで、カルチャークラブ、デュラン・デュラン、ワム、スティング、ビリー・ジョエル、デビッド・ボウイ、ブルース・スプリングスティーン、シンディ・ローパー、ネーナなどなど、
黒モノで言えば、マイケル・ジャクソン、プリンス、スティービー・ワンダー・・・
ジャンルは広いが、とても「HIP HOP」ではない。

現在の様にヒップホップというモノが確立されていない時代なので、曲を探すのは本当に大変だ。
更に、先輩ダンサー達が「ブレイクビーツ、ブレイクビーツ」言っていても、当時の私には何のことやらさっぱり分からない。
なにしろダンスを始めた頃、ラップとスクラッチの意味を逆に認識していたくらいだ・・・。
(これはホント恥ずかしいけど、知ったかぶりしてちゃんと聞けなかったのです。)

この頃は、CDが世に登場したばかりの時代で音楽業界的には大革命の時期であった。
確か、国内版のCDが1枚3200円だったと思う。レコードも2800円。
中学生の私にはどちらにしても、1枚購入するだけで大きな買い物だ。
(ちなみに数年後、初めて購入したCDはマイケルジャクソンの「BAD」。予約までして買ったなぁ・・・笑)

まだまだ、マイナーだった輸入版CDも、現在の渋谷マンハッタンレコードの前にあったタワーレコードで購入する事が出来たが、1500円から2000円ほどだった気がする。
これでも、多くの楽曲を欲する私にとっては高い買い物となる。

さて、どうしたモノか・・・

ブレイクビーツ

楽曲の歌詞がない前奏や間奏を繰り返してつなげるDJのテクニックからうまれた音楽。
ブレイクダンサーがこれを好んで踊ったとか、曲のブレイクをつなげたものだからとか、名前の由来は色々と言われている。

タワーレコード

あの、「タワレコ」です。当時は、マンハッタンレコード前のジーンズメイト(今はコンビニ)の2階にありました。
長パッケージのCDとレコードが置かれていましたね~