DANCE HISTORY OF A MAN

0037_ホンモノ

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Dance History Of A Man
店内の入ると、やはりいつもとは様子が違う。全く動けない状態だ。
只でさえキャパが300程度の店に入りきらない人もムリヤリ詰め込んだ満員電車状態・・・。
いつもの常連客の顔の他に、各ダンスチームのファン的な客がギッシリだ。

 

この店は、特にステージがある訳でもなく、店内の作りも複雑で、
人がこんなに居たら何処で踊りを見せるのか不思議だった。
入口の数段の階段を下りると店内が一望できる。
タテ長のつくりで、丁度真ん中に位置する小さいダンスフロアの両脇には、据付の大きなスピーカー。
その上に乗る事も出来る作りになってはいるが、十分邪魔な存在。
更に、ミーハーディスコのなごりか、長方形の変な形のお立ち台が置いてある。
とにかく踊り手側からすると、とんでもなくやり辛い造りとなっている。

 

そんな中で、何人かの仲間と時間を過ごしていると最初のチームのショーが始まるようだ。
満員電車にムリヤリ人を詰め込むあの光景と同じように、従業員がダンススペースを空け始める。
絶叫しながら文句をいう人も少なくなかったが、どうにかスペースが出来た。

 

そんな中、出演に備えたJUNGLEのEIJI氏を発見。
会場のボルテージも一気に上がる中、「見せてもらいますよ!」などと何故か偉そうに声を掛けた私。
彼は笑顔(苦笑い?)で準備に向かった。

 

そして、ショーが始まった。
ダンスショーを言葉で表現解説しても伝えきれるはずも無いので、ここはスルーするとして、
とにかく、衣装、演出、テクニック、人気、迫力・・・全てにド肝を抜かれた。

 

各グループが15分から20分の内容の濃いショーを行った。
まとめて一気に全チームが踊り通す訳ではなく、
1チーム終わる事に約30分から1時間のDJタイムが挟まれていた。
各ダンスチームをしっかりとリスペクトした演出であった。
本編のショー以外にメンバー紹介もしっかりと行っていた。

 

店側、ダンサー、DJ、全てがプロフェッショナル、本物だと感じた。
SUPER DANCE SESSION 1990

当時、某有名ダンサーを通してビデオを入手して大切に保管していました。 写真はビデオよりキャプチャーしましたが、流石にテープに劣化があり見辛いですね・・・。 しかし、異常な盛り上がり方は伝わるのではないでしょうか?

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