とにかく素晴らしいダンスイベントを体験した私だが、実は一ヶ月ほど前から別件で仕事の依頼を受けていた。
この年の最後のダンス営業である。
この年の最後のダンス営業である。
しかも初の地方営業!
実は、少し前に参加したTaka-Qのダンスコンテストで、我々を気に入ってくれたスタッフからのオファーだった。
勿論、即答で依頼を受けた。
勿論、即答で依頼を受けた。
ショーネタは、この程S.I.JOEのショーで披露したパッケージをそのまま持って行く事にしていた。
希に横浜、千葉方面に出向く事があっても、基本的に都内でセコセコと活動する我々にとって地方営業はとても凄い事だ。
顎・足・枕付きの地方営業! 正に憧れである・・・笑
イベントはクライアントのTaka-Qが主催するモノで、場所は仙台市内のKing&Queen。バリバリのキラキラディスコだ。
出し物的なものは、二つ。
一つは我々JAZZ BOOのダンスショー。
もう一つのメインは鈴木亜久里氏のトークショー。
一つは我々JAZZ BOOのダンスショー。
もう一つのメインは鈴木亜久里氏のトークショー。
「なぜ、鈴木亜久里?」 我々の正直な反応である。
当時、まだ現役のドライバーとして活躍していた彼は、今回のクライアントTaka-Qがサポートするチームに属していた。
その為に、今回彼を起用したようなのだが・・・・なぜ、ディスコ?
その為に、今回彼を起用したようなのだが・・・・なぜ、ディスコ?
まあ、「ディスコやクラブで何かやればカッコ良い」と錯覚していた時代なので仕方ないだろう・・・笑
しかし、イベント自体の趣旨は全く分からない。
我々のダンスショーとF1ドライバーのトークショー・・・?
我々のダンスショーとF1ドライバーのトークショー・・・?
イベントが始まっても、客はまばら・・・。
まあ、細かい事は置いておいて店のVIPルームを控え室とした我々は、亜久里氏と一緒に出番前に大騒ぎ。
まあ、細かい事は置いておいて店のVIPルームを控え室とした我々は、亜久里氏と一緒に出番前に大騒ぎ。
店で出している当時大流行のケーキ、ティラミスの大食い競争等、バカをして時間が過ぎていった。
さてさて出番である。
まずは亜久里氏のトークショーから・・・。
普通、メインだったら出番は後のはずなのになぜ?
亜久里氏が日帰りで東京に戻る時間の都合上、急遽出順の入れ替えがあった。
普通、メインだったら出番は後のはずなのになぜ?
亜久里氏が日帰りで東京に戻る時間の都合上、急遽出順の入れ替えがあった。
やはり、客は少ない・・・。
この段階でも、何の為のイベントなのか我々は理解していない。
この段階でも、何の為のイベントなのか我々は理解していない。
レース関係の話を淡々とした彼は控え室に戻ってきて、
「思ったより時間に余裕があるな、君達のダンスも見ていこうっと!」
「思ったより時間に余裕があるな、君達のダンスも見ていこうっと!」
ならば、逆転させなくても良かったのに・・・・・。
我々の出番だ。
少ない観客の前で踊る事は慣れている我々は、何の問題もなく、ショーを始めた。
盛り上がってるいるのは、観客の後ろの方で観ている亜久里氏とスタッフだけだった・・・笑
少ない観客の前で踊る事は慣れている我々は、何の問題もなく、ショーを始めた。
盛り上がってるいるのは、観客の後ろの方で観ている亜久里氏とスタッフだけだった・・・笑
ショー自体は難なく終了。
「これからも頑張ってね!応援してるからさ!」
終わった瞬間に亜久里氏は、こう言って私達と硬い握手を交わし、会場を後にした。
終わった瞬間に亜久里氏は、こう言って私達と硬い握手を交わし、会場を後にした。
「良い人だったね。」「良くしゃべる人だ。」
「面白い人だ。」「ティラミスの量、ハンパじゃない・・・。」
「なんかバタバタだったね・・・。」
我々の感想。この後、彼との接点は一切ない。
「面白い人だ。」「ティラミスの量、ハンパじゃない・・・。」
「なんかバタバタだったね・・・。」
我々の感想。この後、彼との接点は一切ない。
結局、なんのイベントなのか最後まで理解しないまま、この仕事は終了。
すると、東京から一緒に付いて来てくれたイベントスタッフが急に元気になりだした。
「何食べに行こうか?仙台だからやっぱり牛タンかな~」
「これがいわゆる接待か?」そう、思いながら
「お任せで!」と・・・。
結局焼肉屋へ・・・。
たらふくご馳走になった後、今度は
「ドコに遊びに行こうか?クラブとか探すね!」と、スタッフ。
「これが、スーパー接待ってヤツ?」と思う私。
結局、近くの流行のクラブで豪遊。
勿論、費用は全てスタッフ持ち。経費精算ってヤツね。
「何食べに行こうか?仙台だからやっぱり牛タンかな~」
「これがいわゆる接待か?」そう、思いながら
「お任せで!」と・・・。
結局焼肉屋へ・・・。
たらふくご馳走になった後、今度は
「ドコに遊びに行こうか?クラブとか探すね!」と、スタッフ。
「これが、スーパー接待ってヤツ?」と思う私。
結局、近くの流行のクラブで豪遊。
勿論、費用は全てスタッフ持ち。経費精算ってヤツね。
なんて良い時代だ・・・笑
初めての地方営業で、何か良く分からないまま接待を受け、ホテルにて取っ払いのギャラを受け取り、翌日帰京の際「萩の月」まで全員分お土産として頂いた我々は、
「地方営業って、すげー!」
と変な勘違いをして、この仕事を終えた。
「地方営業って、すげー!」
と変な勘違いをして、この仕事を終えた。
まるで、遊びに行った様な錯覚にも陥った我々(笑)だったが、こうして無事にダンサーを志した最初の年1990年の最後の仕事を終えた。
余談だが、勘違いしたまま調子に乗っていた私は、東京に戻り、帰宅前に買い物に。
初めてダンスのギャラで購入したモノはビデオデッキ。(当時話題のソニーのジョグダイヤル付き)
仙台からの帰宅時に私が所持していた物は、衣装関係の荷物と「萩の月」とビデオデッキだった・・・・笑
初めてダンスのギャラで購入したモノはビデオデッキ。(当時話題のソニーのジョグダイヤル付き)
仙台からの帰宅時に私が所持していた物は、衣装関係の荷物と「萩の月」とビデオデッキだった・・・・笑
鈴木亜久里
元F1ドライバー、元F1チーム「スーパー・アグリ・フォーミュラ1」オーナー。彼の事は説明不要だと思うが、それでも知りたい方は下記参照。ウィキペディア(Wikipedia)