DANCE HISTORY OF A MAN

0054_マイナーチェンジ

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Dance History Of A Man
Rehearsal_001
オーディションから数日後、番組スタッフより連絡が入った。収録は3本撮りで3本目のコンテストに参加となった。
番組放送開始より、3回目のオンエアで出演するという事だ。

 

急に実現化されたビッグチャンスに少し戸惑ったが、それどころではない。
先日のSAM氏から頂いた有難いアドバイスを攻略しなくては本選で勝ち残る事は出来ないであろう。
一歩目の前進を二歩目で止めてはもったいなさすぎる。

 

他の出演者がどのチームかは、もちろん分からない。
被りが無いようになどの他のチームへの攻略法はとりあえず無視をした。

 

さて、オーディションで踊った振付にどのような山を付けるか?
こんな風に考えて振りを付けるのは初めてだった。
今自分達に出来る事でオーディエンスに印象を与えなければ・・・・・。

 

数々の技やアクロバティックな動きも練習はしていたが、どれも完成度が低い。
成功率や完成度の低いモノにチャレンジするのは危険が多すぎた。
「もっと時間があれば・・・・・」
今でもこんな事を思う時があるが、この時は切実に思った。

 

とにかく参考になりうるビデオを片っ端からチェックして、気になるモノを一つずつ試していった。

 

そんな中、ダンスチームJUNGLEが当時良くやっていたネタをパクる事に決定!
今となって考えると恐ろしい試みだ(笑)
内容はと言うと・・・・・・これは秘密です(笑)

 

とにかく、インパクト、印象、流れの中の山場という課題を克服できるモノであると、この時は考えた。

 

方向性が決まったら、これを含めて全体の完成度を上げる為にひたすら練習。

 

この時にとても有難く思った事がある。
メンバー以外のダンス仲間達が、練習に顔を出し、様々なアドバイスをしてくれたのだ。
普段クラブでの遊び仲間のダンサー達が、色々と力になってくれた。
この時初めて、人との繋がりを強く感じた。
それぞれの意見を参考にし、メンバー間で話し合い、ダメ出しをして、また踊る。
何度も何度も、細部までこだわって練習していた。

 

そして、S.I.JOEの従業員になっての最初のメリットもこの時に訪れた。
営業時間外の店内で練習する事を許してもらえたのだ。
スタジオ練習が中心だった私達は、これで金銭的に断然ラクになった。
貧乏人の我々には大きなプラスだった。いくら練習してもお金がかからない。素晴らしい事だ!
従業員がダンス系のテレビ番組に露出しているという事は、この頃のまだまだ狭い業界では集客面でオイシイ事だったので店的にも応援すべき事項だった。

 

WATARUやCHIZUKOからも多くのアドバイスをもらい、収録日ギリギリまで毎日のように猛練習を続けた。

PHOTO

今回の記事をUPするにあたり、「画像を・・・」と思い昔のビデオをひっくり返していたら、当時のリアルな練習チェック用ビデオが出てきました。(笑)
キャプチャーしながら、当時の話し合いや仲間達からのアドバイスを聞き入ってしまいましたが、本当にガムシャラにやっていたな~と自分でも関心。
メンバー以外に写っている面子はダンスも含め、後に色々な業界で活躍する連中ばかりです。
あえて正体は明かしませんが・・・・。この場を借りて、みんな当時は本当にありがとう!!
なんか、今回は色んな意味で熱くなってしまい、写真も大量です(^^;
勿論、バカやってる映像も大量にありましたが、それは又別の機会に・・・・あるかな?笑
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